Avid
Pro Mixing

ヴェントゥオノ

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Ventuno

東京・西麻布の株式会社ヴェントゥオノは、音に関わる様々な業務を手がけているプロダクション・カンパニーです。1998年に設立された同社は、“音のトータル・プロデュース”をコンセプトに、テレビ番組やゲーム、CMなどの音響効果や選曲、音楽制作、MAなどを数多く手がけています。最近では映画の仕事も多く、昨年公開されて話題になった日本初の7.1chサラウンド作品、『図書館戦争 THE LAST MISSION』も同社が音響効果やプリミックスを手がけました。

そんなヴェントゥオノは昨秋、同じビル内の別フロアに2番目のMAルームを開設し、同時に従来のMAルームのコンソールを刷新。2つのMAルームにPro Tools | S6システムを導入しました。従来のMAルームは、発売後すぐに導入されたICON D-Controlシステム(32フェーダー)からの更新となります。ヴェントゥオノの松井謙典氏は、デジタル・コンソールなどは一切検討せず、“即決で”Pro Tools | S6システムの導入を決めたと語ります。

「デジタル・コンソールですと、Pro Toolsのセッション・ファイルとミックス・オートメーションが別々のファイルになってしまう。弊社のスタッフは全員、外部のスタジオで作業することも少なくないので、すべてのデータを1つのファイルの中に保存できるPro Tools | S6システムの方が都合がいいんです。Pro Tools | S6システムに関しては発表になったときから注目していたんですが、個人的には波形が表示されるディスプレイ・モジュールが魅力的でした。私たちは効果音のひとつひとつにパンなどのオートメーションを書いていくので、Pro Toolsのディスプレイを見ることなく、正面の映像に集中しながら作業できるのはいいなと」(松井氏)

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ヴェントゥオノに導入されたPro Tools | S6システムはどちらも5ノブのM40で、従来のMAルームは32フェーダー、新設のMAルームは16フェーダーという構成。マスター・モジュールは左側に寄せられたレイアウトが採用されています。システムの核となるPro Toolsは、従来のMAルームにはHDXカード1枚のHDXシステムが2セット、HD Nativeシステムが1セットの計3セットが導入され、映像再生用のPro Tools | Video SatelliteとともにPro Tools | Satellite Linkで同期。一方、新設のMAルームは、HDXカード1枚のHDXシステムが1セット導入されています。また、モニター・コントローラーとしてタックシステム VMC-102も活用されています。

Pro Tools | S6システムのモジュールの配置に関しては、長年使用してきたICON D-Controlシステムのレイアウトを踏襲しました。Pro Toolsのキーボードはセンターにないと操作しにくいので、普段はパームレストの上にキーボートとマウスを置いて作業しています。一部のパネルがブランクになっているのは、近い将来導入を予定しているサラウンド・パンナー・モジュール用ですね」(松井氏)

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テレビドラマや映画の仕事などでフル稼動という2部屋のMAルーム。新しいPro Tools | S6システムの使い心地について、松井氏はフェーダーの操作感が格段に良くなったと評価します。

「以前のICON D-Controlシステムと比べると、滑らかで凄く良くなりましたね。それとPro Tools | S6システムは、モジュールごとに別々のPro Toolsが割り当てられるのがいい。ICON D-Controlシステムではできなかったブランク・フェーダーが作れるようになったのも便利です」(松井氏)

またヴェントゥオノ所属のサウンド・デザイナーである谷口広紀氏は、Pro Tools | S6システムの豊富なヴィジュアル・フィードバックを高く評価しています。

「ディスプレイ・モジュールの波形表示など、Pro Tools | S6システムはヴィジュアル・フィードバックが充実しているので、Pro Toolsの画面を見ることなく多くの作業ができるんです。その結果、クリエイティブなことに集中できる。色でトラックが判別できるのも便利で、Pro Tools | S6システムの導入以降、Pro Toolsセッションのトラックをしっかり色分けするようになりましたよ」(谷口氏)

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