Avid
Pro Mixing

フォースウイック

Installed by Miyaji Professional Division

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株式会社フォースウイックは、著名なゲーム会社でサウンド・デザイナーとして活躍していた遠藤正之氏を中心に設立された、ゲーム専門の効果音/サウンド制作チームです。都心から電車で約1時間、埼玉県の閑静なエリアにプロダクション・スタジオを構え、大手ゲーム会社から依頼された膨大な量の仕事を少数精鋭のチームでこなしています。同社の強みの一つは、プロダクション・スタジオだけでなく、本格的なフォーリー・スタジオを所有している点。プロダクション・スタジオ脇の敷地に建てられた平屋が一棟、まるまるフォーリー・スタジオであるため、ビル内のスタジオでは厳禁の火や水なども自由に使うことができ、そのことがハリウッド顔負けの高品位な効果音/フォーリーを生み出す要因になっています。

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そんなフォースウイックは2015年、作業の中心となるプロダクション・スタジオを大幅リニューアル。室内の音響施工を完全にやり直すとともに、長らく使用してきたICON D-CommandシステムをPro Tools|S6にリプレースしました。同社の代表取締役である遠藤正之氏は、「ずっとICONを使ってきたので、その事実上の後継機であるPro Tools|S6への更新は自然な流れでした」と語ります。「ICONを約6年間使用してきて実感しているのは、コントロール・サーフェースは絶対に必要ということ。核となるのはPro Toolsですから、マウスとキーボードさえあれば全部できてしまうわけです。しかし実際に触ることができるフェーダーやスイッチがあるのと無いのとでは、作業スピードがまったく違いますよ。あとはクライアント対策的にも、こういう見栄えのいいコンソールは必要です(笑)」(遠藤氏)

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フォースウイックが導入したPro Tools|S6は、16フェーダー仕様のM40で、フェーダー・モジュールが2基、ノブ・モジュールが2基、プロセス・モジュールが2基、ディスプレイ・モジュールが2基という構成になっています。核となるPro Toolsは、カード1枚のHDXシステムで、ソフトウェアは最新のPro Tools HD 12、オーディオ・インターフェースはHD I/O(8x8x8)が1台。モニター・コントローラーはPro Tools|S6標準のXMONが活用され、映像はPro Tools softwareのビデオ・トラックで再生されます。「Pro Toolsは、Pro Tools|S6への更新に先駆けてHDXシステムにアップグレードしました。以前はAccelカード3枚のHDシステムだったので、処理能力的に不安だったんですが、Macも新しくなりましたし実際はHDXカード1枚のシステムで問題なく作業できていますね。映像に関しては、ゲームは映画と違って1リールが長くないのでPro Toolsのビデオ・トラックで十分です」(遠藤氏)

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2015年12月に改修工事が完了したフォースウイックの新しいプロダクション・スタジオ。遠藤氏によれば、工事後すぐに仕事を再開したとのことです。「ICONもかなり使いやすいコンソールだったんですが、Pro Tools|S6の方がマニュアルを見ずに操作できるような気がしますね。大体の操作は見当が付く。Artist Mixに慣れた人なら、すぐに使えるようになるんじゃないかと思います。Pro Tools|S6は、何と言っても色で何の機能なのか分かるのがいいですね。ゲームの作業って、自分たちで作った音とクライアントが作った音が一緒くたになるんですよ。だからセッションの中身をしっかり把握しておかなければならないんですが、Pro Tools|S6ならトラックを色分けしておけば、サーフェースのOLEDディスプレイの表示によってすぐに分かる。まだ使い始めて間もないんですが、かなりよくできているなという印象ですね。それとディスプレイ・モジュールに波形が表示されるのもいい。波形で音が出る場所が分かるので、ボリューム・オートメーションを書くときにとても便利です。フェーダーの操作感はICONとほとんど変わらない印象ですが、モーターの動作音が静かになったのもいいですね。このPro Tools|S6、話を聞くと中身はPCとのことなので、今後ユーザーからのフィードバックが反映されて、どんどん使いやすくなっていくんじゃないかと期待しています」(遠藤氏)

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